セラミック症例(ジルコニア適用症例:骨隆起)
こんにちは。
症例ケースを出したいと思いながら、なかなか時間がなくアップできなかったのでなるべくアップできるように頑張ります(^^;)
最近セラミックケースが増えており、先月はほぼ毎日セラミックの治療をしている日々でした。
なるべく治療の写真は撮ってますが、なかなかアップする時間まで辿り着けないのが課題です(^^;)
セラミック治療とは、陶材を用いた被せものなどの治療のことを指しますが近年材料の目覚ましい発展により審美もさることながらジルコニアなど強度にも優れた材料も出てきており非常に有用性の高い材料として普及してきています。保険診療では使用されてない材料のため保険外の材料となります。
セラミックにも色々な性質があり、見た目を重視するか、機能を重視するかで当院ではどのタイプのセラミックを使用するか決めています。
今回のケースは、約30年近く通院してくださってる患者さんで10年以上前に入れたセラミックの被せものが外れて紛失してしまったため再度作り直したケース。
前につけていたものも調子が良かったので、再度セラミックを選択されました。
この方は長年治療させて頂いてますが、かなり咬む力が強いためその力で骨が隆起する反応がでるくらいの方だったので、被せものが割れないように、他の歯に負担もかからないようにジルコニアを選択しました。
(左下5番です)
(隣の歯と調和させながら制作しました)
(下顎の骨隆起がかなり大きいためかみ合わせの力が強いことが予測されます)
(どこに入ってるかわかりますか?)
セラミックは、汚れもかなりつきずらく安定した材料なので今回のケースでもとてもご満足頂けました^^
当院の保険外の被せもの、義歯は材料もさることながら咬み合わせに特化した技工士さんにお願いして作っていただいております。
なので、「白い歯がいいから」「材料がいいから」というお勧めの仕方はしておりません。
と言いますか、これだけ目覚ましく材料が進化する中で「見た目がよくて丈夫な材料」で作ることはもはや当たり前のことです。
当院で大事にしているのは、「そのいい材料をどこまで患者さんのお口の中にストレスなく調和させ、少しでも長く快適に使って頂けるか」です。
それはやはり歯科医師と技工士との相性やそれぞれのタイミングがあります。
私は、長年かみ合わせをちゃんと考えてくださる技工士さんを探して、ようやくお会いできたのが今の技工士さんです。お互いに試行錯誤しながら今非常に満足できる被せものを作らせて頂いております。
これは、器具や材料がある程度決められた保険診療では作ることができないものです。
なので、「今、私とその技工士さんが一緒に作れる貴重なタイミングでベストなものを提供したい」というのが私がセラミックなどの保険外診療をお勧めする時に説明する言葉です。
私達も日々研鑽を積んでおりますが、10年後、20年後ベストなパフォーマンスができるかは保証できません。
気に入った材料が廃盤になってしまうかもしれませんし、どちらかが怪我をしたら作れなくなる可能性もあります。
長く月日が経てばいずれどちらかが引退してしまうかもしれません。
それらを考えて健康になっていただきたい、ずっとお元気で過ごして頂きたい方に「今」保険外診療をお勧めしております。
今日はセラミックのケースをご紹介しましたが、個人的には「どの材料で作るか」が重要なのではなく、「誰に作ってもらうか」が重要と考えています。
当院では全ての患者さんがベストな治療を受けられることを願っています。
またケースをアップしますね^^明日からまた1週間頑張ります^^